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体験

4/14(日)まで開催!【千住博】展~日本の美を極め、世界の美を拓く~高野山金剛峰寺 襖絵完成記念~【そごう美術館】内覧会レポート

~2019年3/2(土)から4/14(日)~

presenter スタリス&画廊支配人

そごう美術館

千住博画伯 襖絵 金剛峰寺

※3/2に掲載したものを再編集してUPしています。

横浜【そごう美術館】で開催中の、高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住 博展」~日本の美を極め、世界の美を拓く~内覧会レポートをお届けします。

横浜で青春時代を過ごした、日本が誇る世界的画家

千住博(せんじゅひろし)
1958年東京都生まれ。1982年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業、同大学院後期博士課程単位取得満期退学。1995年第46回ヴェネツィア・ビエンナーレにて東洋人としてはじめて名誉賞受賞。2007年~13年京都造形芸術大学学長、現在同大学院教授、2016年外務大臣表彰。2017年イサム・ノグチ賞受賞。羽田空港アートディレクションなども手掛ける。現在、ニューヨーク在住。

(内覧会でのトーク画像)横浜やそごう美術館とご縁が深い千住博さん

千住博展【そごう美術館】そごう横浜店6階

日吉にある慶應義塾普通部(中学校)、そして岩絵の具と出逢い、のちに東京藝術大学と日本画の道に進むきっかけを得た慶應義塾高等学校など、まさに青春時代を横浜で過ごされた千住博さん。
ダンディでオーラがあり(更にお話も上手!)謙虚なお人柄も本当に素敵です。

「そごう美術館」で開催中の展覧会は、千住博画業40余年の集大成!

高野山金剛峯寺襖絵製作時

美術ファン必見の素晴らしすぎる大規模個展は、アートファンならずとも見逃せません。来ていただけたら、誰もが画伯の大ファンになると思います。

特別内覧会へ

画商&アートプロデューサーの竹山貴さん

(手前)浅生田幸子さん(奥)竹山貴さん

※一般撮影は禁止のためご注意ください

3/1(金)ご招待いただいた内覧会に、友人アートプロデューサーで、20周年を迎える報美社代表の竹山貴さんと、横浜美術協会元会長の故・浅生田光司画伯の奥様 幸子さんと一緒に伺いました。

\プロに聞くみどころ/

「池田重子横浜スタイル展」や「バレエ展」など、大人女子が横浜に集結するような、わくわくの企画展を多数ご担当の学芸員二宮一恵さんにポイントを伺いました。

「世界遺産・高野山金剛峯寺に奉納される襖絵と床の間からなる障壁画の《瀧図》と《断崖図》。奉納前に横浜で観ることができる、大変貴重な機会です。」

一般財団法人 そごう美術館 学芸員 二宮一恵さん

ブラックライトの光によって表情を変える《龍神1・2》のみ一般撮影OK◎です

「また、2015年ヴェネツィア・ビエンナーレにて特別展示された《龍神Ⅰ・Ⅱ》の色の変化を是非お楽しみください。」

蛍光塗料を使っているこちらの作品は、明るいところでは白い瀧、暗いところでは青く輝き、幻想的な二つの顔を愉しめるのが特徴。写真撮影OKなので、ぜひインスタ投稿してくださいね。

\プロからおすすめ/

「高野山金剛峯寺」の大主殿「茶の間」と「囲炉裏の間」に、襖絵と床の間からなる障壁画が奉納されます。こんな感じで奉納される大作が、枠無しですべて見渡せるということも、今回の展覧会の醍醐味となっています。

画商でもある竹山さんに、本展についてひとこといただきました。

模型も展示

「久々に鳥肌がたった」と感激中のカリスマ アートプロデューサー/画商/「報美社」代表 竹山貴さん

「高野山金剛峯寺襖絵は本当に圧巻。作家が全てを掛けてやりきったというのが伝わって来る。
絵描きはその姿勢が作品に出る。真摯な態度が産んだ作品。是非ご覧頂きたい。」
(竹山貴さん)

報美社がプロデュースする「江戸落語とすしの会」は4/21(日)開催。ご興味ある方はぜひお問合せください。

高野山金剛峯寺襖絵 《断崖図》(部分) 2018年 182.7×1676.6cm 高野山金剛峯寺蔵

崇高でいてゴージャス、そして静けさや空間が伝わる素晴らしい襖絵は、わたしたちはもちろん訪れた人たち全てを一瞬で魅了していました。
そのあとに深い感動がひたひたと押し寄せ、何時間でも観ていたい気持ちになるのです。

初期から現在にいたる代表作も

「三春の瀧桜」2013年(軽井沢 千住博美術館 所蔵)

「月響」2006年(軽井沢 千住博美術館 所蔵)

繊細で美しい伝統と革新の作品がいっぱい ※一般撮影禁止のためご注意ください

初期から最新作までの主要作品を一堂に展覧。世界的に活躍する画家・千住博の世界観が堪能できます。ためいきが出るほど繊細で美しく神々しい作品ばかりで、ただただ感動。素晴らしすぎて上手に言葉にあらわせません...

千住博画伯ギャラリートーク

崖の質感を表現するため、揉んで皺を付けた和紙をパネルに貼り付けてから描く技法や、蛍光色を流した瀧など、日本画の新しい可能性のお話にワクワクします。

また奉納する襖絵のために空海が悟りを開いたとされている洞窟を訪れたことなどの製作秘話や、いままで取り組まれてきた絵画へのさまざまな想いを、千住博画伯ご本人から伺うことができて一同大感激。

製作時の大変さや喜び、独自の技法や熱い想いを語る千住博画伯

高野山金剛峯寺襖絵製作時

作品が素晴らしいのはもちろん、千住博さんご自身がとても素敵な方で、知性あふれる魅力的なトークにもアートな大人女子の皆さんはうっとり

筆者が家族ぐるみで親しくさせていただいているご夫人も、「観に来ることができて、本当に良かった!」と喜んでくださいました。

高野山金剛峯寺襖絵 《瀧図》(部分) 2018年  185.5~367.0×2590.6cm 高野山金剛峯寺蔵

お話を伺ったあとに静かな瀧と荘厳な崖をもう一度ゆっくり観ていると、まるで高野山に自分がいるような不思議で有難い気持ちに。

何度でも、何時間でも観ていたい!

千住博展の内覧会レポートとプロからのおすすめポイントはいかがでしたか?

こんなに心をぎゅっと掴まれる感動的な作品には、本当になかなかお目にかかれないと思うので、ぜひぜひぜひ多くの方にご覧いただきたいです。

幸せで満たされる貴重で見逃せない大規模展、わたしも何度も通いたいと思います。

エントランスと、《龍神Ⅰ・Ⅱ》は記念撮影OK

オリジナルグッズもお土産や記念に♡

併設されているショップでは、代表作の「瀧」をモチーフにしたトートバッグや、お線香、ポストカード、一筆箋などなど、ためいきが出るほどお洒落で美しく、バラエティ豊かなお宝グッズも勢ぞろい。みるたびに感動が甦る図録(パンフレット)もどうぞお忘れなく。

千住博展 現代日本画壇の旗手としてニューヨーク拠点に活躍されている千住博先生。 常に世界を見据え、日本画壇の新しい可能性を模索してきた千住博先生の作品の数々を一堂に取りそろえてご紹介いたします。
◆本記事でご紹介した展覧会の詳細はこちらの記事をどうぞ

◆NEWS◆
そごう横浜店【美術画廊】(6F)千住博展のご案内
2019年3月12日(火)~18日(月)
美術館には出品されてない「水の記憶」という水墨画のシリーズも出ていますので、そちらもぜひご覧ください。⇒終了しました

※詳細は画像クリック

Presenter

すずき まき
スタリス&画廊支配人
すずき まき
20年に及ぶ企業や投資家の「女性目線コンサル・PR業務」の傍ら、メディアやブランドの立ち上げを数多く経験。生死に関わる大病を克服した自身の経験から【人と地域の応援】をテーマにスタリスを創設。リスタート時に始めた人気女性誌や、専門誌の仕事で培ったスキルと【ご縁】に感謝を込めて、複数の企業や媒体のお手伝いを現在も継続中です。