• コンセプト
  • ライター紹介
  • お問い合わせ
  • Facebook
  • Amebaブログ
  • YouTube

体験

【そごう美術館】10/24(土)『超絶技巧を超えて 吉村芳生展』START!57歳にして突如現代アートシーンの寵児となった、感動の色鉛筆・鉛筆画をご覧ください

10月24(土)~12月6日(日)

presenter ハマ爺

超絶技巧を超えて 吉村芳生展 そごう美術館

「超絶技巧を超えて 吉村芳生展」がいよいよ開催!2007年に57歳でブレイクし、2013年に惜しまれつつ早逝した吉村芳生画伯の、ただ上手いだけの絵ではない、描くこと、生きることの意味を問いただす真摯な作品の数々を、ぜひその眼で目撃してください。

超絶技巧を超えて 吉村芳生展

■2020年10月24日(土)~12月6日(日)
■6階=そごう美術館
■開館時間:午前10時~午後8時
(入館は閉館の30分前まで)

※そごう横浜店の営業時間に準じます。
※会期中無休
超絶技巧?そんな単純な言葉で説明することはできません。

毎日描き続けた膨大な数の自画像、一文字ひともじをすべて書き写した新聞紙、10メートルの色鉛筆画―。

吉村芳生が生み出した作品は、どれも超絶リアルでありながら、見る者の度肝を抜く凄みを感じさせます。
本展は吉村芳生の回顧展として、初期のモノトーンによる版画やドローイング、後期の色鮮やかな花の作品、生涯を通じて描き続けた自画像など、代表作約60点にて吉村の全貌を伝えます。

作品紹介&見どころ

<そごう美術館プレスリリースより>
吉村スタイルを自分の眼で目撃してください。
作品から離れて、次に近づいて、そしてまた離れて、位置や角度を変えて観てみてください。
単眼鏡などをお持ちになるのもお勧めです。

■制作手法_独特の技法、緻密な描写と色彩の美しさ。
■画風の変遷、世界観の変化_同じ人が描いたと思えない作品の数々。
■百花繚乱:大作に込められた思いとは。

《ドローイング 金網》 1977 鉛筆、紙 97.0×1686.7㎝ ©Yamamoto Tadasu

《ドローイング 金網》 1977 鉛筆、紙 97.0×1686.7㎝
銀座・藍画廊での初個展のため、画廊の壁面に合わせて全長17ⅿで制作された。ケント紙と金網を一緒に重ねて銅版画のプレス機にかけた後、紙に写った凸凹の痕跡に鉛筆でなぞり立体の描写を加えている。
網目の数は約1万8千個あり、完成までにはおよそ70日が費やされた。タイトルにある“ドローイング”とは、実在物の模写のこと。吉村は、感情を完全に排除し丹念に金網を再現するこの手法を、「機械文明が人間から奪ってしまった感覚を再び自らの手に取り戻す作業」として、長距離ランナーが一歩ずつ進む様子に例えた。吉村にとって、写し続ける生活の原点となった記念碑的な作と言える。
《ジーンズ》 1983 
鉛筆、紙 150.0×110.0cm


〈ドローイング 写真〉、つまり写真の模写の一種。撮影した写真を大きく引き伸ばし、鉄筆で2.5㎜四方のマス目を引く。
そのマス目ひとつひとつを、拡大した方眼を引いた紙に、鉛筆で模写している。

どこまで進んだかがわかるように「のぞき枠」を使用して、ジーンズの折り目までも執拗に描き写している。

《ジーンズ》1983 鉛筆、紙 

《ニューデリーの自画像》1986 色鉛筆、紙

《ニューデリーの自画像》
1986 色鉛筆、紙 73.0×73.0cm


1985年10月にインド・ニューデリー国立近代美術館にて開催された「日本現代絵画展」のために出品作家としてインドを訪れた吉村が、翌年にかけて発表した自画像のシリーズ。モノクロの表現を主としたこれまでとは大きく変わり、色鉛筆を用いた鮮やかな色彩によって描かれている。
異文化の地で体験した強い日差しと強烈な色彩は、吉村にとって大きな刺激となった。

新聞紙自体も実は手描き!!!

《新聞と自画像 2008.6.15 中国新聞》
2008 鉛筆・色鉛筆・水性ペン・墨・水彩、紙 146.0×109.1cm

吉村は「新聞は社会の肖像」で「自画像と同じ」と語る。新聞紙と自画像どちらも描いているこのシリーズは、新聞の1面を読んだ後、自身の顔を撮影し、その紙面と表情それぞれを同じ紙に二重に描き写している。

まず、紙面を2.7倍で拡大コピーし、カーボン紙を当てて紙に転写。そのアタリをもとに、文字や広告・写真すべてを細部にわたり写し取る。
自画像は、撮影した写真にマス目を引き、写し取った新聞紙の上に拡大・転写した。

《新聞と自画像 2008.6.15中国新聞》2008 鉛筆・色鉛筆・水性ペン・墨・水彩、紙

《未知なる世界からの視点》2010 色鉛筆、紙 202.0×1022.0cm

《未知なる世界からの視点》2010 色鉛筆、紙 202.0×1022.0cm
山口県仁保川に浮かぶ中洲の風景を描いた、全長10m22cmからなる吉村作品の中で最大級の作。枯草に交じって一面に咲き誇る菜の花、そして草花や曇天の空模様を鏡映しにしながら風に揺らぐ川面を、最終的に上下さかさまにして完成とした。虚構と現実あるいは日常と非日常が入れ替わった、天も地もない未知なる世界である。他の花シリーズとの決定的な違いは細部の緻密さが薄れた点にあるが、作家の興味はこの印象的な構図や明暗のコントラストの方に向けられているようだ。

吉村は花について「永遠に繰り返す命のような世界、浄土のような感じ」として、「あの世の世界を描いている」と語る。ここでは画面下の黄色い菜の花の背景をあえて真っ黒に塗りつぶしたことで、妖艶なまでの生々しさとともに死の気配が漂っている。

《無数の輝く生命に捧ぐ》(部分)2011-13 色鉛筆、紙

《無数の輝く生命に捧ぐ》2011-13 色鉛筆、紙 202.0×714.0cm
ある施設の金網のフェンスごしに見える花盛りの見事な藤の木を描いた作品である。描く際に利用した写真が残っているが、これを見ると、描かれたのと同じ情景が存在していたのではないことがわかる。

吉村は藤の花の同じ部分の写真を複数枚プリントして、何度か繰り返して貼り合わせ、本来の状態よりもずっと横に長く引き伸ばしている。そして花の手前に存在していた金網と、背景の建物をすべて排除して、藤の花だけを描いた。本作制作の動機は東日本大震災で、吉村は花のひとつひとつが亡くなった人の魂だと思って描いたという。

【編集後記】

そごう美術館横のミュージアムショップで、既にグッズの販売もスタートしていました。

こちらのショップは入館料なしで、どなたでもいつでもお買い物ができますので、そごう横浜店にお買い物に来たときはぜひお立ち寄りください。
生涯で2000点を超える自画像を残しているそうですが、新聞の写真や文字まで全て手で写し、その上に描いた自画像は圧巻!またスランプに陥った1990年頃から取り組むようになった、お花の色鉛筆画は繊細で美しく、ため息が出るほど美しく素敵な作品です。

芸術の秋、そごう美術館へぜひどうぞ(*‘∀‘)

◆詳細はこちらでご確認ください

・そごう美術館【公式HP】

・吉村芳生【公式サイト

Presenter

ハマ爺
???担当
ハマ爺
亀仙人&千と千尋の釜爺に憧れているご隠居さん。あちこちフラフラと出没する神出鬼没ぶりで神奈川をザワつかせている。(年齢的には実はまだ若いらしい?)