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お仕事

【株式会社サイバーエージェント】広報美女:世の中の変化を見極めるアンテナを横浜女学生時代から自然に磨いた直感型広報【連載 1】

~瞬発力 人間力 直感力 そして女性ならではのセンスが光る美人ママ広報さん~

presenter スタリス&画廊支配人

取材協力:株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェント広報 アメブロ広報 上村嗣美

◆本記事は2018年1月に掲載したものを、再編集してUPしています。広報やPRのお仕事にご興味がある方、素敵な大人女子インタビューをぜひご覧ください。

広報は華やかなイメージがありますが、実はとても地道で堅実な裏方作業。でもやはりなぜか広報PRは「美女が多い」のも事実!更には外見だけでなく内面も美しく、人付き合いも家事育児も完璧の努力家ばかり。プライベートで仲良くなりたくなるような、人間力溢れる素敵な女性が多いので、その魅力と秘密をご紹介していきたいと思います。

ご縁は専門誌オファーへの「神対応」から

筆者が企業のお手伝いを続けながら、立ち上がって間もないワイン専門誌の企画広報をしていた時に、「わたしとWINE」というシンプルな連載を考えました。
ワイン好きな方にご登場いただき、「ワインがある憧れライフスタイル」をご紹介するというもので、ご縁ある素晴らしい女性たちにご出演いただきました。

連載5回目を迎える頃、ふと「いつもアメブロでお世話になっているサイバーエージェントさんに、ぜひご出演頂けたら嬉しいなあ~」と思い立ち、株式会社サイバーエージェント様にご相談しました。

【株式会社サイバーエージェント】広報責任者 上村嗣美さん 

【株式会社CyberZ】 山内隆裕社長

するとすぐに「ぜひ当社 取締役の山内隆裕をご紹介したいと思います。山内は29歳、最年少で当社取締役に就任しスマートフォン広告会社CyberZの社長を務めておりワイン好きでもあります。」とお返事が!ご出演いただけることになった山内社長は、豪快で大物感とオーラに溢れ、素敵なライフスタイルや理念をお伺いすることができて、おかげさまで記事は大好評となりました。
(本記事を書いている時に偶然TBS「がっちりマンデー」に山内社長がご出演されていて、スタリス☆STAFF大喜び。)
ITで最先端を走る株式会社サイバーエージェントさんが、当時まだ世間的にはまだ認知度が低かった媒体に、お忙しいなか丁寧に迅速に大事な方をご紹介してくださったことに大感激!しかもお返事をくださった上村嗣美さんは、敏腕広報として有名で、成長をかけ算にする「サイバーエージェント広報の仕事術」(日本実業出版社)という本も出版されていたのです。

学生時代を横浜で過ごされたという噂も聞きつけ、そこで今度はまだ立ち上がってもいなかった大人女子向けメディア「スタリス☆横浜」から、熱いオファーをさせて頂くことに。

横浜で女学生時代を満喫

「広報」という女性が活躍するイメージが強いお仕事に、興味がある読者さんも多いのではないでしょうか。

上村嗣美さん(以下 上村さん)は社員数がまだ30名の頃、2000年にサイバーエージェントに入社し、広報部門で「Ameba」のPRで実績を上げるという伝説を作ってきた人物で、現在は広報責任者を務めています。

サイバーエージェント本社でお話を伺いました

学生時代に長野オリンピックでの企業ブースでアルバイトも

会社の成長過程と広報活動を知り尽くしている上村さんは、なんと横浜で学生時代をお過ごしになったそう。馬車道の映画館や展示会でのイベントコンパニオンにオリンピックでの企業ブースでアルバイトなど、興味があることに次々挑戦されました。

ー広報のお仕事で成功されている方は、学生時代から普通の方より感受性が豊かで磨かれている方が多いので、何かアンテナにひっかかるものが、横浜時代からたくさんおありだったのかな~と思ったのですがいかがでしょうか。(スタリス)
横浜や元町でよく遊んでいた、単なるミーハーな高校生でしたよ(笑)。もちろん勉強もしていましたが、付属校の強みで受験勉強に追われずのびのびできたおかげで、色々なことを吸収出来たのだと思います。家が厳しかったのでアルバイトは禁止でしたが、長期の休みの時は親に懇願して、当時馬車道にあった映画館でアルバイトが出来た時は、本当に嬉しかったです。映画が大好きなのと、学校が横浜寄りだったので、もう少し海寄りに足を運びたいなと思ってそこを選びました。(上村さん)

「ミーハー=好奇心旺盛」ということで、最先端のお仕事には大事な天賦ですよね!新しいものや好きなことを素早く見つけるピカピカのアンテナは、横浜時代から培われたんですね~。その後、東京の大学時代、就職活動中にサイバーエージェントを知り、内定を得てアルバイトをしたとのことですが、当時まだ未知の会社に大手企業を蹴ってまで就職されたなんて、嗅覚というか野生のカンがすごいと思いました。(スタリス)

サイバーエージェントを選んだ理由

ー就職活動では広告代理店志望で、総合広告代理店などを中心に受けていたんですが、たまたま就職のナビサイトでサイバーエージェントを知りました。当時はインターネットって海のものとも山のものともわからないもので、就職活動での会社説明会申し込みもまだ葉書がメインの時代!
「これからインターネットが伸びていくのは間違いない」と思ってサイバーエージェントに入社を決めました。(上村さん)

会社を支えてきたカリスマ広報

―せっかく自分の全く知らない領域で仕事をしていくのであれば、会社にいち早くはいって働こうと思って大学4年の春先から1年近く入社前にバイトをしていました。(上村さん)

―すごいですね!いまや主流となったインターンの走りでしょうか?(スタリス)

―まさにインターンのようですね。経理から採用、総務に販売管理と、バックオフィス全般のお手伝いをやっていました。
その頃サイバーエージェントは設立したばかりだったので、人手不足でしたし。(上村さん)

名刺入れなどの小物から ヘアアレンジや しぐさまで 全てにおいて女子力が高くうっとり

ーサイバーエージェントを選ぶ際に、上村さんならでは女性ならではの何か特別なポイントはありましたか?(スタリス)

社長の藤田をはじめ、サイバーエージェントで働く社員や同期になりえる同じ内定者の人間的な魅力も大きかったです。みんな優秀で「一緒に働けたら面白いだろうな」と。まだ名も無き、ブランドも無い・・・そういった会社であり業界である中、「そこを自分たちで作っていこう!」という意志が感じられました。
広告コミュニケーションで企業の役に立てるという視点で「広告って面白いな」と受けていたのですが、やはり出来上がっている業界は、経験の非常に豊かな先輩が多いので、「若手がチャンスを得る機会は少なさそうだな」と就職活動を通して感じていました。
そんな中、年齢関係なく経験を積めて、自分たちが主役となり、みんなで会社や業界を大きくすることを、サイバーエージェントは一人一人が自分事として共通の夢と捉えていたところに共感しました。(上村さん)

多様性のある人材が「自然体」で働ける会社を作っていきたい

ーそこから本当にその夢が叶うなんて、まさに映画のような素敵なサクセスストーリーですね!広報は掴みどころのない仕事で、会社によって全然違いますが、お若いのにここまでスペシャルな専門職に底上げし、本も出版されたということは、全国のベンチャー企業や広報さんの希望になりますね。(スタリス)

ー私自身はまだまだだと思いますが・・・人前で話をしたり、こうやって取材を受けることにつながるキャリアが築けたのはラッキーだったと思います。本当に普通の学生でしたから、環境に育ててもらったと思います。入社した頃の同期は20人程でしたが優秀な人ばかりで、皆色々な方面で大活躍しています。(上村さん)

終始 謙遜される謙虚さもファンが多い理由

実は上村さんも3歳の可愛いお嬢様のママ

男女関係なく活躍できると人気のサイバーエージェントは、実は女性社員の2割がママ社員だそう。育休の後は96%の復職率というのだから驚きです。
会社自体、業界自体がとてもフラットだからです。」とご謙遜されていましたが、女性が働きやすい職場も上村さんの実績と尽力あってこそだと感じました。
ー自分自身の努力だったり、自分が手をあげたりして、そこできちんとチャンスが与えられるといった環境であることが大きいです。事例も1種類ではなく色々なパターンがあり、仕事を復帰してフルタイムまたは時短を選択する人もいれば、自ら管理職を目指す人もいれば、そうではないスペシャリストもいれば、人のサポートを得意とする人もいます。
会社の価値観と合っていれば、「これじゃないといけない」「こうでないと残れない」というものが当社にはないのが大きいです。(上村さん)

ーそれは羨ましいですね!ダイバーシティ・マネジメントをいち早くされていたのですね。(スタリス)

ー単なる性別だけでなく、多様なキャリアに対応する会社ですね。女性っていろんなライフイベントもありますし、きちんと企業文化に合っていれば一人一人の色々な価値観や、自分のキャリアの志向が異なっていても、そういう意味での多様性のある人材が自然体で働ける会社というのを作っていきたいというのが大きいと思います。(上村さん)

広報女性に向いているタイプとは?

ー私(筆者)には、大好きなスリムビューティハウス広報さんをはじめとして、プライベートでも親しくさせて頂いている広報女性が数人いるのですが、彼女たちは決断力と行動力が男前でエネルギッシュな半面、感性と愛情表現がとっても豊かで、人に尽くしたりサービス精神旺盛な方が多い気がするんです。
色々な業種や社風によっても違うと思うのですが、どんなタイプの女性が広報に向いているのでしょうか?(スタリス)

スリムビューティハウス協賛:スタリス横浜 女子会

客観性を持っていることと、先ほども出ましたが「アンテナ」ですよね。ある意味「ミーハーであれ」というのは、やはりすごく大事だと思います。広報担当者は自分が広報するサービスだったり会社だったりの共感性が必要です。仕事として生業としてやっていても、結局説得力がないので、それは相手にも伝わらないと思うのです。
あとは時代というか、先ほどの「アンテナ」にもつながりますけれども、世の中の変化を見極めようとする人かなあ~とは思います。(上村さん)
アンテナを錆びつかせない女性、そして頭の柔らかい方たちは、年齢を重ねてもキラキラ輝いていますものね。広報女性に魅力的な方が多い理由がこれでわかりました!これは広報に限らず、全職種の女性が真似していけることではないでしょうか。

ー上村さんがご存知ではない業界誌のオファーにも、快く大事な取締役さんを素早くご紹介してくださったことが本当に感動でした。男性だとまず「部数・売り上げ・ギャラ」などを聞いてからになり、審議に時間がとてもかかる場合も多いのですが、女性は「価値観が合うな」「良さそう」など、直感で瞬時にご判断いただけるのが嬉しいです。
また温かみを感じる臨機応変な対応やスピードなど瞬発力、きめ細やかで明るいコミュニケーションも素晴らしく、女性の能力の集大成が広報さんなのかな~とよく思います。(スタリス)

ーそう言われるとそうかもしれませんね。一概にはいえませんが、「やりがいや貢献度」「どれだけ自分が役立てるか」というところにモチベーションを感じる人が女性はすごく多いと思うので、広報という仕事には親和性が高いなと思います!(上村さん)

【連載2に続きます coming soon…】
お忙しいなか貴重なお時間をいただき、まだまだ素敵なお話を沢山お伺いすることができましたので、
【連載2】スタリス☆広報女史による社内報について【連載3】20代エディター乃彩によるインタビューに続きます。

(大変申し訳ございませんが、諸事情で遅れているため、新しい情報やお写真をいただいてから、今夏にはUP予定なのでいましばらくお待ちください。)

【☆編集後記☆】

スタリス☆横浜まだサイトが立ち上がってもいない、それこそ海のものとも山のものともつかない頃から、「スタート&リスタートに役立つ情報を載せた大人女子メディアを作り、地域&女性のお役に立ちたいんです!」という筆者の熱い想い&稚拙なプレゼンのみで、ダスキン様、すかいらーく様、きものやまと様、サンギ様、そごう様、そして本記事のサイバーエージェント様などなど、素敵女性広報さんたちの温かいご理解ご協力を沢山いただけました。

女性としても人としても素敵な広報女性さんたちの魅力を探ることが、もしかしたら女性の皆様の仕事やプライベートでの何らかのヒントやご参考になるかもと思い、体験した感動をお伝えすべく、広報女性連載を企画しました。もちろん「これから広報PRに転職したい」という方のお役にも立てば幸いです。

それでは【上村嗣美さん プロフィール】をご覧ください。

上村 嗣美(うえむら つぐみ)さんプロフィール

株式会社サイバーエージェント 広報責任者。法政大学在学時、就職活動中に当時社員数30名、設立2年目だった株式会社サイバーエージェントと出会い、会社のビジョンに共感し入社。大学生のときから内定者としてサイバーエージェントでアルバイトを始め、ネットバブル、東証マザーズ上場を経験。上場の過程を目の当たりにしたことから広報を志す。入社後は社長秘書を経て、広報へ。
広報部門の立ち上げに携わり、企業広報のほか、「Ameba」など自社サービスの認知拡大に努める。2008年より広報責任者。以来、一貫して広報としてキャリアを築き、会社の事業拡大、社員数の増加といった会社の成長とともに、常に新たな広報活動に取り組む。
2014年に出産、1年の産休・育休を経て2015年に仕事復帰。育児と仕事を両立中。現在は、メディアリレーションズなどの広報活動のほか、広報担当者の育成、広報組織力の向上に注力。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

「サイバーエージェント広報の仕事術」
内容紹介
■女性を中心に若い層に人気の「広報」という仕事
若い女性を中心に広報・PRという職種を志望する若者が増えています。
広報と言えば、一見、華やかなイメージを持たれますが、本来は地道でバランス感覚や節度ある働きぶりが求められるのが広報の仕事。
本書では「広報はどんな仕事なのか」「どんな人が向いているのか」「いかに企業活動に貢献していけるのか」など、広報知識のない方でもわかりやすく、広報という仕事の魅力、実像を紹介していますので、広報志望者が最初に読む本として最適です。

■著者はサイバーエージェントの成長とともに、広報の第一線で活躍してきた広報責任者
著者の上村氏は、当時わずか30人ほどの知名度ゼロだったサイバーエージェントに新卒で入社し、管理部門、社長秘書を経て、広報部門で「Ameba」のPRで実績を上げ、現在は広報責任者を務めており、同社の成長過程と広報活動を知り尽くした人物。そんな著者が本書で、自身の経験と成功事例をもとにリアルに公開する、同社のブランドイメージを下支えしてきた広報戦略、基本スキル、実践的なノウハウは、すべての広報パーソンにとって説得力抜群で、参考になること間違いなしです。

■あらゆる企業規模の広報に対応した「新しい広報成功の秘訣」
IT業界の最先端をひた走るサイバーエージェントが社員数30人から3000人になるまでの発展過程で広報の現場を経験した著者だからこそ披露できる、規模に応じた広報の現場づくり、ソーシャルメディアの活用術、ネットワーク構築術、取材への対応法のほか、「時流」と「社流」を的確に把握しながら、ターゲットにマッチした拡散力の高いメディアへの露出を狙い、「かけ算」でパフォーマンスをスピーディに最大化していく、従来の考えや手法とは一線を画す「新しい攻めの広報」の手法からは、ベンチャーなどの小さな新興企業はもちろん、歴史の古い大企業の広報担当者、経営者にとっても、会社を持続的に成長させる広報成功のヒントが見つかるはずです。

■広報女性が社会を変える!
著者はワーキングマザーであり、その目線で女性が長く働ける環境づくり、
育児と仕事の両立のための段取り術などにも言及し、働く女性に向けた熱いエールも本書には込められています。 内容(「BOOK」データベースより)

人も会社も、大きく成長できる!社員30人から3000人へ―サイバーエージェント「広報のしかけ」を大公開。

単行本: 224ページ 出版社: 日本実業出版社 (2016/2/27)

 

Presenter

すずき まき
スタリス&画廊支配人
すずき まき
20年に及ぶ企業や投資家の「女性目線コンサル・PR業務」の傍ら、メディアやブランドの立ち上げを数多く経験。生死に関わる大病を克服した自身の経験から【人と地域の応援】をテーマにスタリスを創設。リスタート時に始めた人気女性誌や、専門誌の仕事で培ったスキルと【ご縁】に感謝を込めて、複数の企業や媒体のお手伝いを現在も継続中です。