防犯・ライフハック
新幹線殺傷事件 「どう身を守るか?」防犯・護身術師おりえ先生の考察&アドバイス 「技だけではなく、知識も護身」ぜひご家族やお友達にもシェアして頂ければ幸いです。
~護身術は技だけではありません!知識も護身~
スポーツ大人女子アンバサダーSWANにご就任、お披露目&スポーツ体験イベントでは、わかりやすく目からウロコの護身術体験が大好評でした。
本日はおりえ先生から許可をいただき、多くの方に読んで頂きたい記事を編集・転載させて頂いています。大人女子の皆様、自分の身を守れるように知識を共有し、皆で頑張りましょう。【blogはこちら】
防犯・護身術師おりえ~新幹線殺傷事件の評論~
6月9日の夜 東海道新幹線にて3人が殺傷され、止めに入った男性が亡くなるという痛ましい事件がありました。被害女性を助けるため、1人立ち向かい犠牲になった方のご冥福をお祈りいたします。
「誰でもよかった」何気ない日常の中身勝手な考えで、突然誰かに襲われ命を奪われる・・・いたたまれないですね。
「誰でもよかった」何気ない日常の中身勝手な考えで、突然誰かに襲われ命を奪われる・・・いたたまれないですね。
報道でわかる範囲では、新横浜から小田原を走行中ののぞみ265号 東方神起のコンサートの帰りの乗客も多くにぎわう新幹線の中、指定席12号車で起こった事件でした。
事件の始まりは新横浜駅から乗車した犯人の隣に座った女性が、突然ナタとナイフのような刃物で襲われ、次に道を挟んで隣に座った女性が襲われ、助けに入った男性の方が犠牲になってしまいました。
事件の始まりは新横浜駅から乗車した犯人の隣に座った女性が、突然ナタとナイフのような刃物で襲われ、次に道を挟んで隣に座った女性が襲われ、助けに入った男性の方が犠牲になってしまいました。
何が起こるかわからない世の中とはいえ、私たちは24時間365日 何かを警戒し気を張り詰めて、人生を送るわけにはいきません。今回はあまりにも突然そして新幹線という狭い空間、できることは限られていたと思います。
このような残念な事件が起こらないことが一番ですが「自分の身は自分で守る」私達はいざという時に何ができるのか?今回はこの事件を踏まえながら、いくつかの知識で身の守り方をお伝えしたいと思います。
このような残念な事件が起こらないことが一番ですが「自分の身は自分で守る」私達はいざという時に何ができるのか?今回はこの事件を踏まえながら、いくつかの知識で身の守り方をお伝えしたいと思います。
護身で一番必要な事
とっさの時に身の危険を感じたら「死にものぐるい逃げる」。これはすべての大前提として挙げておきます。他の護身でも一番必要な事です。
ただ、逃げる場所が限られていたり、ガードしなければならないときに、身を守るにはどうすればいいか?道具を使うのは有効です。
ただ、逃げる場所が限られていたり、ガードしなければならないときに、身を守るにはどうすればいいか?道具を使うのは有効です。
今回の事件では車掌か乗客から「シートで身を守るように」と声がかかったようですが、これは賢明な対応だったと思います。 新幹線のシートは持ち上げるだけで簡単に取り外し可能なそうなので、今後のためにも覚えて起きたいですね
いざという時は、使える道具はすべて使って身を守りましょう!
いざという時は、使える道具はすべて使って身を守りましょう!
刃物にはどう対応するか?
今回はナタでの犯行という情報がありますが、人の視覚からの反応は0.18秒~0.2秒(Wikipedia反応時間より)
相手が刃物を持っている場合はは0.4秒ほどで対応しなければならないと言われています。これ、相当スピード早いんですよ?
人は腕をつかまれると反射的に力が入ります。さらに興奮状態なので、【刃物を持つ人の腕を掴み下手にもみ合うと刺される確率が上がる】可能性が高いのです。
刃物の相手に立ち向かうとすれば相手の腕をつかまずに、わずかな時間で確実に刃物を落とさなければならないのです。私も何回か練習してみましたが、相当鍛錬をつまないと無理なので、正直うまくできませんでした。
相手が刃物を持っている場合はは0.4秒ほどで対応しなければならないと言われています。これ、相当スピード早いんですよ?
人は腕をつかまれると反射的に力が入ります。さらに興奮状態なので、【刃物を持つ人の腕を掴み下手にもみ合うと刺される確率が上がる】可能性が高いのです。
刃物の相手に立ち向かうとすれば相手の腕をつかまずに、わずかな時間で確実に刃物を落とさなければならないのです。私も何回か練習してみましたが、相当鍛錬をつまないと無理なので、正直うまくできませんでした。
ですから刃物の対応はおすすめしていません。逃げるしかないと思っています。
どうしても習いたい場合は、対刃物の護身術を教えている教室もありますのでじっくりと何度も通って、完璧になるまで習得することをお勧めします。
どうしても習いたい場合は、対刃物の護身術を教えている教室もありますのでじっくりと何度も通って、完璧になるまで習得することをお勧めします。
いざという時、身体のどこを守るべきか
もちろんあちらもこちらも大切な身体、臨機応変に命を守るにはどうすればいいかの判断が必要になりますが(ちなみに人間の急所は身体の中心、正中線に多くあります)
刃物で切り付けられた場合を考えた時は、動脈のある(特に脈の打つ場所)、首 、手首(親指の下)、足の付け根などは気をつけてほしいです。動脈は案外深くににあり少し切っても焦る必要はありませんが、深く傷つくと出血多量になる可能性がある場所です。
切りつけではなく深く刺された場合はまた状況が変わってきます。
刃物で切り付けられた場合を考えた時は、動脈のある(特に脈の打つ場所)、首 、手首(親指の下)、足の付け根などは気をつけてほしいです。動脈は案外深くににあり少し切っても焦る必要はありませんが、深く傷つくと出血多量になる可能性がある場所です。
切りつけではなく深く刺された場合はまた状況が変わってきます。
助かるために少しでも覚えておいてほしい知識
危険な状況に遭遇した時、犯人も犯罪を起こしている最中は、興奮していつもより力が入り動きが大振りになります。つまり刃物を振り上げるときも力が入るため、振り上げる際に、少しだけでも時間がある事。
立っている場合は、あまり下半身に神経が集中していない事(足にはダメージが与えやすい可能性が高い)などは覚えておいて損はないでしょう。
立っている場合は、あまり下半身に神経が集中していない事(足にはダメージが与えやすい可能性が高い)などは覚えておいて損はないでしょう。
通り魔などが怖いときに子供を守るため持ち歩いた方がよい防犯グッズは?
防犯講演会などで子連れのお母さまなどに、「通り魔などが怖いときに子供を守るため、持ち歩いた方がよい防犯グッズは?」と聞かれることがあります。
確かに逃げられない時や、間に合わない時にどうするか?は切実なテーマだと思います。
あまり犯罪を過敏に怖がるのもよくありませんが、身近に使える対策としては、通り魔や刃物に対する防犯グッズとして、私は「100円ショップの薄くて小さめのまな板をリュックやバックに入れて歩く(ペラペラのではなく折り曲がらない程度の強度は必要)だけでもバックなどで身を守るときに防御率が上がります。」とお答え、おすすめしています。
(注)刃物の種類やサイズでの限界はありますし「何もないよりは良い」とお考えください。
確かに逃げられない時や、間に合わない時にどうするか?は切実なテーマだと思います。
あまり犯罪を過敏に怖がるのもよくありませんが、身近に使える対策としては、通り魔や刃物に対する防犯グッズとして、私は「100円ショップの薄くて小さめのまな板をリュックやバックに入れて歩く(ペラペラのではなく折り曲がらない程度の強度は必要)だけでもバックなどで身を守るときに防御率が上がります。」とお答え、おすすめしています。
(注)刃物の種類やサイズでの限界はありますし「何もないよりは良い」とお考えください。
【編集後記】
いかがでしたか?護身術師おりえ先生による、今回の事件評論を抜粋し、再編集してお届けしました。ぜひ先生のブログで「余談」のところもご覧ください。とても大切なことが書かれています。
防犯や護身に関しては、こうしてなんとなく読んでおくだけでも、実際何かに遭遇した時に、少しだけ余裕と冷静さが生まれ役立つ気がします。筆者と家族は色々な事件や事故に遭遇したので、そちらも今後この「防犯・ライフハック」カテゴリでご紹介してまいりますね。
いつも優しく愛いっぱいの、素敵なおりえ先生、誠にありがとうございました。
防犯や護身に関しては、こうしてなんとなく読んでおくだけでも、実際何かに遭遇した時に、少しだけ余裕と冷静さが生まれ役立つ気がします。筆者と家族は色々な事件や事故に遭遇したので、そちらも今後この「防犯・ライフハック」カテゴリでご紹介してまいりますね。
いつも優しく愛いっぱいの、素敵なおりえ先生、誠にありがとうございました。
総合プロテクトアドバイス
防犯・護身術師おりえ【公式HP】はこちら
護身術は技だけではありません、知識も護身。
いかにパニックを起こさず冷静に動けるかなども丁寧に説明してくださるので、実技もできる防犯講習会、講演会など【総合プロテクトアドバイス:防犯・護身術師おりえ】先生にお問い合わせください。
◆防犯・護身術師 おりえ先生のプロフィールは、先日発表された「SWAN」の記事にも掲載されていますので、ぜひそちらもご覧ください。
泥棒に入られたり、ストーカーやスキミング被害に遭いまくったという実体験から【華麗に防犯】するワザを研究中。
「時々、誰かが家に入っている…」という恐ろしい経験アリ。
「時々、誰かが家に入っている…」という恐ろしい経験アリ。