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体験

【3/18(日)まで】入場無料で開催中:水彩画の概念を変える!懐かしい横浜の風景に、思いを馳せてみませんか?「横浜市民ギャラリーコレクション展2018 写真と素描でたどる横浜 1950-1980 年代を中心に」浅生田光司画伯の貴重な作品2点も。

3 月 2 日(金)~ 18 日(日)

presenter 横浜 彩

公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

【本記事は2/20に公開した記事で、追記して再UPしています】

横浜市民ギャラリー(横浜市西区宮崎町)は、1964 年の開設から、企画展や海外の姉妹友好都市との交流展、横浜にゆかりのある作家の個展など、さまざまな展覧会を行ってきました。展覧会を機に収蔵した所蔵作品は、およそ1,300 点におよびます。この所蔵作品を、年に一度「コレクション展」として公開しています。

懐かしい横浜の風景と歴史

【追記】行ってまいりました☆感動でした!!

自信をもってオススメいたします。

奥村泰宏《尾上町交差点》1949年 ゼラチン・シルバープリント 33.9×33.9cm

横浜を主題に、戦後 1950 ~1970 年代に撮影された写真(五十嵐英壽、奥村泰宏、 常盤とよ子、浜口タカシ)や、横浜開港 120 周年にあたる 1979 年に開催した〈横浜百景展〉にあわせ制作された素描、1988 年に横浜と上海の友好都市提携15 周年を記念した〈横浜市美術展・横浜百景〉の際に撮影された写真、およそ100 点を展示。

異なる視点やフレーミングで描き写された作品を通して、横浜の風景の移り変わりをたどります。

【本展のみどころ】

懐かしい横浜を「写真」と「素描」の二つのメディアでたどる!  
戦後の横浜の状況をつぶさに伝える写真や、その約40年後の高度成長を経た横浜市内各地をとらえた写真、市内の名所を描いた素描を中心に紹介します。
眼前の事物を写し取る写真と、画家が即興的に描いた素描。展示するメディアを二つに絞ることで、横浜の風景の移り変わりと そのあらわされ方に着目します。

常盤とよ子《窓 日の出町裏》1955年 ゼラチン・シルバー・プリント 25.9×39.6cm

カメラ・オブスクーラ 製作者不詳 1790年頃

【特集展示1】「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション」
今回は写真を中心に取り上げることから、青葉区の横浜市民ギャラリーあざみ野に収蔵される「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション」の一部をご紹介します。カメラ・オブスクーラやカメラ・ルシーダ、19世紀後半の風景写真などを展示し、写真と絵画の関係を探ります。
本展では【二つの特集展示】「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション」と「漫画家・ヒサクニヒコが描いた横浜」を行い、関連イベントとしてトークも実施。

◆素敵な関連イベント
横浜市民ギャラリー、横浜市民ギャラリーあざみ野の学芸員が、展覧会の見どころや作品についてご紹介します。日時:3 月 11 日(日)14:00~14:40【このイベントは終了しました】

横浜在住の漫画家さんのアーティストトークもお見逃しなく!

【特集展示2】「漫画家・ヒサクニヒコが描いた横浜」
 多方面で活躍しているヒサクニヒコ氏は、東京で生まれ7 歳で横浜に転居して以来横浜在住です。1978 年の〈ヨコハマ漫画フェスティバル〉に出品した作品 5 点と、ヒサ氏が制作した横浜に関連する作品をあわせて展示しています。

ほのぼのとして温かく、お洒落で素敵な作品でした。トークイベントは終了しましたが、インタビューを会場で上映していますので、そちらもぜひご覧ください。

ヒサクニヒコ 《市電廃止(昭41‐47)[開通明治37年神奈川―大江橋間]》 1978年 マジック、水彩、アクリル、紙 102.7×72.6cm

◆素敵な関連イベント「アーティストトーク“ヒサクニヒコの横浜談議”」
ヒサ氏が触れてきた横浜について、たっぷりとお話いただきます。
日時:3 月 3 日(土)14:00~15:30【このイベントは終了しました】

市民の眼でみる作品・語る作品「鑑賞サポーターによるトーク」

駐車場もご用意

桜木町からバスも出ています

昨年の「鑑賞サポーターによるトーク」の様子

◆「鑑賞サポーターによるトーク」
昨年度、好評だった市民ボランティアによる「鑑賞サポーター」 が今年も大活躍!鑑賞サポーターはボランティア・メンバーで構成されています。事前研修を経て、それぞれが選んだ出品作品について、各自の視点を取り入れたお話をします。メンバーが作品について執筆した文章は、会場で「作品紹介シート」として配布。日時:3 月 10 日(土)、17 日(土)14:00~

出品作家のインタビュービデオ上映

横浜市民ギャラリーでは近年、収蔵作家や企画展の関連作家にインタビューを行い、アーカイヴしています。

今年は本展に合わせ、写真家の浜口タカシ氏と漫画家のヒサクニヒコ氏に行ったインタビューを会場で上映します。横浜の美術をはじめとした歴史、各作家の足跡がわかる貴重な資料!

※これまでのインタビュー映像は横浜市民ギャラリーホームページから閲覧できます。

浜口タカシ《日本大通り》1972年 ゼラチン・シルバー・プリント 49.3×36.0㎝

上質空間でゆったり鑑賞できます

※許可を得て撮影しています

展覧会概要

神奈川美術協会で過去に会長を務められた浅生田光司画伯の貴重な作品も2点。

親しくさせていただいている、画伯の奥様から「パンフレットには1枚載っていますが、2枚出ているので」とお電話がありました。

【浅生田光司】画伯の素描も2点展示(PCの方:写真はクリックすると拡大して綺麗に見えます)

浅生田画伯のいつもの油絵とは違うタッチで新鮮!

油絵とはまた全然違うタッチで、新しい画伯の魅力を発見!味わいがあって素敵です。

Swan画廊にある60年以上前の画伯が30代の頃の作品もそうなのですが、お洒落なセンスで古さを全く感じさせません。

繊細な水彩画のタッチと魅力はこの写真では伝わりませんので、ぜひ会場で実物をご覧ください。

※写真は許可を得て撮影しています

今回は絵のことを中心にご紹介しましたが、歴史ある横浜の風景写真もいっぱい。ご家族やご友人とお誘いあわせの上ぜひどうぞ。この充実ぶりで入場無料なんて、行かない手はありません!

「横浜市民ギャラリーコレクション展 2018 
写真と素描でたどる横浜 1950-1980 年代を中心に」


会期:2018 年 3 月 2 日(金)~18 日(日)※会期中無休
開館時間:10:00~18:00(入場は 17:30 まで)
会場:横浜市民ギャラリー 展示室 1、2
入場料:無料  出品点数:約130点(特集展示含む)
主催:横浜市民ギャラリー
(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)
問合せ:横浜市民ギャラリー TEL:045-315-2828

【追記】主席エデュケーター☆インタビュー

横浜市民ギャラリー 三ツ山一志さん

こちら追記です。横浜市民ギャラリー 主席エデュケーターの三ツ山様にお話を伺うことができました。

水彩画を描く方、絵をたしなまれている方には「そうそう!」と共感して頂けて、鑑賞がお好きな方には、「なるほど~」と新しい見方が伝わる素敵なお話でしたので、ぜひご覧ください。
「水彩画はともすれば絵の練習、もしくは練習の絵のように捉えられてしまうことというのが、よくあることなんですけれど。でも力がある人の描く水彩画っていうのは、魅力的な線だったり、水彩画の魅力が如実に出ます。

見えることを全部描くということではなく、やはり省く所や強調するところ・・・そこの選択が難しく、差が出るんですね。一見簡単そう(簡単な絵)に見えるんですけれど、簡単というのはある種誤解で、見方や手が達者でないと、ああいうシンプルな線は出ません。

見る人は’自分にも出来る’とか’簡単そうだから’といいます(笑)。確かに描いた事の無い人はそう思っても仕方ないかもしれません。でも線ってね、練習しないと、実力がないと、あんな風にサラっと素敵にはできないものです。」(主席エデュケーター 三ツ山一志さん) 

素敵な展覧会もいよいよ18日(日)まで。「入場無料」とは思えない、本当に素晴らしい展示会なので、皆様のお越しをお待ちしております!

◆横浜市民ギャラリー【公式HP】はこちら

想像以上に素晴らしいコレクション展!
自信をもってオススメいたします。

浅生田光司画伯の絵2点もお見逃しなく。

立派なパンフレットを頂けるだけでも価値があるので、
ぜひ今週末ご家族やお友達と足を運んでみてはいかがでしょうか。

※詳細は画像をクリック

Presenter

横浜 彩
ヨコハマ地域情報担当
横浜 彩
横浜地域活性化・町おこし担当。テレワークやダイバーシティマネジメント推奨を通し、女性支援に力を入れています。 趣味:芸術鑑賞 ドライブ