和文化
憧れの【歌舞伎】鑑賞体験。着物 de 新春歌舞伎公演 千穐楽レビューをどうぞ。「海老蔵はやっぱりすごかった!」次回は念願の‘鮫小紋’で。
~特派員レポート:新橋演舞場で歌舞伎鑑賞~
お着物大好きアラフィフ特派員☆レポート
「きものを着て出かけたいから、歌舞伎を観にいくことにしたの。」今回の歌舞伎鑑賞体験は、そんなワクワクするお話をくれた、素敵なリケジョ・アラフィフ特派員さんからのレポートです。
鮫小紋が間に合わなかった!
楽しみにしていた1月26日(金)新春歌舞伎公演、千穐楽 Aプロ(午前11時開演)。
実はこの日の為に11月から仕立てを頼んでいた鮫小紋が、残念ながらまだ手元に届いていなかったのです。
そこで以前から持っている、母から譲り受けた小紋を着付けて、主人と一緒に出かけました。
実はこの日の為に11月から仕立てを頼んでいた鮫小紋が、残念ながらまだ手元に届いていなかったのです。
そこで以前から持っている、母から譲り受けた小紋を着付けて、主人と一緒に出かけました。
【歌舞伎マメ知識】・・・なぜ「千秋楽」ではなく「千穐楽」と書くの?
「歌舞伎や相撲では最終日のことを「千穐楽」と呼び、「初日」と同様に、出演者にとっても観客にとっても特別な思いを感じさせる日となっています。語源については諸説あるようですが、雅楽で最後に演奏される曲に「千秋楽」があり、そこから転じたというのが一般的。
芝居の世界では通常「秋」ではなく「穐」の字が使われています。これは江戸時代しばしば大火に見舞われて芝居小屋が焼失を繰り返したことから「火」を嫌い、おめでたい「亀」の字を当てたといわれています。」(歌舞伎美人~かぶきびと~「ことばで知る歌舞伎の世界」より)
「歌舞伎や相撲では最終日のことを「千穐楽」と呼び、「初日」と同様に、出演者にとっても観客にとっても特別な思いを感じさせる日となっています。語源については諸説あるようですが、雅楽で最後に演奏される曲に「千秋楽」があり、そこから転じたというのが一般的。
芝居の世界では通常「秋」ではなく「穐」の字が使われています。これは江戸時代しばしば大火に見舞われて芝居小屋が焼失を繰り返したことから「火」を嫌い、おめでたい「亀」の字を当てたといわれています。」(歌舞伎美人~かぶきびと~「ことばで知る歌舞伎の世界」より)
お洒落な大人女子ばかり
新橋から浅草線にのり、東銀座駅から歩いて5分で新橋演舞場に着きました。「早く着いたかな?」と思ったら、正面玄関前には既にもう沢山の人が。着物姿の方やお洒落している皆さん、ワクワクしているお顔ばかりです。
お弁当を買って開くのを待ちます。イヤホンガイドを借りている人も多かったのですが、今回は借りずに見ることに。いよいよ筋書を買って着席し、始まるまでドキドキ。
お弁当を買って開くのを待ちます。イヤホンガイドを借りている人も多かったのですが、今回は借りずに見ることに。いよいよ筋書を買って着席し、始まるまでドキドキ。
「筋書」または「番付」とは、劇場で販売されているプログラムのこと。チラシなどより詳しい演目内容や俳優のコメントなどが読めます。
他にもあらすじやみどころ、衣裳や音楽、歌舞伎独自の約束事などを、舞台の進行にあわせて音声で解説する「イヤホンガイド」、舞台を理解し、楽しめる情報(せりふや音楽の詞章の要約など)が、モニターに表示される字幕ガイド「G・マークシステム」(専用モニターは歌舞伎座のみ)なども。ガイドの有無は公演により異なりますが、劇場で有料で貸し出しているため、初心者でも安心なのです。
他にもあらすじやみどころ、衣裳や音楽、歌舞伎独自の約束事などを、舞台の進行にあわせて音声で解説する「イヤホンガイド」、舞台を理解し、楽しめる情報(せりふや音楽の詞章の要約など)が、モニターに表示される字幕ガイド「G・マークシステム」(専用モニターは歌舞伎座のみ)なども。ガイドの有無は公演により異なりますが、劇場で有料で貸し出しているため、初心者でも安心なのです。
拍手喝采の素晴らしい舞台
初めの演目には中村獅童や市川右團次などが出て来ました。獅童が去年病気から復帰したことや子供が産まれたことを台詞に混ぜたので、会場から温かい拍手が起きました。
獅童が蝦蟇(がま)の妖術を伝授されたり、大きい蝦蟇に乗ったり、「葛籠ぬけ」の宙吊り、早替わりの演出などなど素晴らしく、またしても拍手喝采!(敬称略)
獅童が蝦蟇(がま)の妖術を伝授されたり、大きい蝦蟇に乗ったり、「葛籠ぬけ」の宙吊り、早替わりの演出などなど素晴らしく、またしても拍手喝采!(敬称略)
海老蔵さんのオーラに感動
海老蔵の口上と睨み、どちらも素晴らしく、惚れ惚れしました。「睨みを見たから今年1年は、風邪をひかないぞ」と一安心。
「市川團十郎家の役者には、代々“睨み”というものが受け継がれていまして、これは成田屋の役者だけに伝わるものなんです。この「睨み」をご覧いただくと、無病息災の御利益があると言われており、一年間は風邪をひかないという言い伝えがあります。」
~市川海老蔵さんオフィシャルブログより~
最後の演目は海老蔵が7役演じるもので、早替わりや入れ替わりが本当に凄い!
消えたかと思えば、違う所から違う衣装で出てきて、オーラと迫力があり役になりきっていました。物の怪や静御前や義経、それぞれの踊りもとにかく素晴らしく見惚れるばかり。
「市川團十郎家の役者には、代々“睨み”というものが受け継がれていまして、これは成田屋の役者だけに伝わるものなんです。この「睨み」をご覧いただくと、無病息災の御利益があると言われており、一年間は風邪をひかないという言い伝えがあります。」
~市川海老蔵さんオフィシャルブログより~
最後の演目は海老蔵が7役演じるもので、早替わりや入れ替わりが本当に凄い!
消えたかと思えば、違う所から違う衣装で出てきて、オーラと迫力があり役になりきっていました。物の怪や静御前や義経、それぞれの踊りもとにかく素晴らしく見惚れるばかり。
終盤に静御前から姿を変えた化生と、退散させようとする僧との舞は圧巻でした。やっぱり海老蔵さんは、本当に素晴らしい歌舞伎役者ですね!
大充実の施設◎次回は鮫小紋で
新橋演舞場の中には、レストランやお土産屋さんも充実していて、幕間休憩も楽しいのが嬉しい。次は「歌舞伎座」の公演に、今度こそ新しい鮫小紋の着物で行きたいと思います。皆様もぜひ今年は「着物で歌舞伎鑑賞」、ご一緒にチャレンジしませんか。
【編集後記】
スタリス☆特派員さんの歌舞伎鑑賞レポート、いかがでしたか?STAFFが「やりたい~行きたい~」と思うことを、いつもサラっと企画して実践されていて本当に羨ましい。ぜひ真似したいなと思います!
「歌舞伎鑑賞を体験してみたい」と思う大人女子の皆様、こちらの公式サイトに分かりやすく載っていますのでぜひご覧ください。
「歌舞伎鑑賞を体験してみたい」と思う大人女子の皆様、こちらの公式サイトに分かりやすく載っていますのでぜひご覧ください。
新橋演舞場【公式HP】はこちら
求人情報・モニター募集・読者プレゼント・イベント企画なども担当し、スタリスを盛り上げます。皆様に愉しんでいただけるよう頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します☆