• コンセプト
  • ライター紹介
  • お問い合わせ
  • Instagram
  • Amebaブログ
  • YouTube

和文化

【必訪】竜宮城に迷い込んだような非日常「劇場型レストラン」で伝統芸能&美餐を堪能。日本橋「水戯庵(すいぎあん)」は若い方にこそ訪れていただきたい素敵空間です!

presenter 伊奈 乃彩

水戯庵(すいぎあん)

ここは竜宮城?【必訪】劇場型レストランで伝統芸能&美餐を堪能 日本橋に佇む由緒正しき福徳神社に隣接する福徳の森に誕生し、1周年を迎える劇場型レストラン【水戯庵(すいぎあん)】。その魅力と愉しみ方を、バイリンガル広報さんに聞いてきました!

【アートアクアリウム美術館 オープン記念】で、本記事は2019年4月1日のものを再掲載しています。令和女子会にぜひどうぞ!

日本橋に佇む由緒正しき福徳神社に隣接する福徳の森に誕生し、1周年を迎える劇場型レストラン【水戯庵(すいぎあん)】
その魅力と愉しみ方を、バイリンガル広報さんに聞いてきました。

劇場型レストラン 水戯庵(すいぎあん)

貞観年間(859 ~876年)よりこの地に鎮座している福徳神社(芽吹稲荷)は、商売繁盛や勝負事、宝くじの当選祈願のご利益などで有名な神社。徳川家康公も参詣しているんですって。

日本橋は「残しながら、蘇らせながら、創っていく」がテーマ。「福徳の森」は、四季を感じる緑がいっぱいで、都会のオアシスとなっています。

まずは福徳神社でお参り

階段を降りると現れます

ずっと行ってみたかった「水戯庵」は、福徳神社のすぐお隣(地下1階)です。
 
現存する世界最古の舞台芸術といわれる「能楽」など、日本が世界に誇れる素晴らしい伝統芸能と文化を、一人でも多くの方に愉しんでほしいという想いで誕生した「水戯庵」。

2019年3月20日に1周年を迎えられたとのこと、おめでとうございます。(※本記事は2019年4月のものに追記してUPしています)

扉をあけるとそこは非日常

階段を降りると、そこには幻想的で美しい非日常空間が広がっていて、まるで夢の世界に迷い込んだよう。能舞台(後ほど写真が出てきます!)が神々しく、心地よい緊張感に包まれます。

素敵な大人女子広報さん

取材にご協力いただいたのは、オクラホマ大学ご出身の才女、若月佐知子さん。「水戯庵」に惚れ込んで、広報にご就任されたそう。

得意の語学力とセンスそして経験を活かし、国内外の問い合わせやVIPのおもてなしも華麗にこなす姿は、まさに素敵大人女子◎です。

『能、狂言、日本舞踊、雅楽などの由緒正しい本物のステージを、1年365日愉しんでいただけます。初めて観る方にもわかりやすく、あらすじや鑑賞のポイントを解説したり、演目の一番の見せ場を20分ほどに集約してお届けしているんですよ。
伝統芸能を身近に感じていただきたい、という水戯庵のコンセプトに共感した能楽師や日本舞踊の流派が、垣根を越えて集まってくださいました。』(広報:若月さん)

水戯庵(すいぎあん)広報:若月佐知子さん

水戯庵 主人 / アートアクアリウムアーティストとしても世界的に有名な木村英智さん

江戸の時代より人・物・文化が集まる日本の街道の起点である日本橋の地に、今まであるようで無かった全く新しい形の文化サロン「水戯庵」を形にし誕生させたのは、アートアクアリウム(追記:2020年8月に日本橋に美術館もOPEN)その他で世界的にご活躍の木村英智氏。

『コースターに描かれているのは、木村英智が作った家紋なんです。』(広報:若月さん)と、遊び心もいっぱい。木村氏が楽しみながら水戯庵を実現させたのが伝わり、ほっこりしちゃいました。

ゆったり鑑賞できるソファ席 水戯庵では7つのタイプの座席が用意されています。 席ごとに違う景色と雰囲気が味わえて、どのお席も本当に素敵♡

『歌舞伎はエンターテインメントで能は芸術、と水戯庵 主人の木村英智は言います。
セットがあの鏡板(松の絵が描かれている背景)のみで、変わらないのが特徴。観る人の想像で、舞台が海にも都にも変わるのです!
まさに時空を超え、夢幻の可能性が広がる芸術ではないでしょうか。』(広報:若月さん)

心をも満たす雅な【美餐】

色とりどりで綺麗な野菜のお寿司。(江戸時代からの伝統の「赤酢」を使用しているため、お酢がきつくないそうです☆野菜本来の味と食感が楽しく美味しい~)

日本の伝統芸能が愉しめる空間で、日本を代表する老舗の味(寿司/すし栄・お酒/辰巳琢郎氏が厳選・和菓子/老松、亀末廣・茶/福寿園)を五感で味わうことができます。

野菜のお寿司

京都女子旅気分が味わえます

京都の老舗茶舗「福寿園(ふくじゅえん)」の美味しいお茶と、京菓子の老舗である「老松(おいまつ)」や「亀末廣(かめすえひろ)」の甘味などをあわせた厳選セットMENUは、水戯庵での大人女子会にもぴったり。

200年以上の歴史をもち日本の茶文化を守り伝えてきた京都の老舗茶舗「福寿園(ふくじゅえん)」さん。丁寧にいれたこだわりのお茶には、金粉の嬉しいサプライズが。

中央に位置する「茶室」にかけられた掛け軸も貴重なコレクション

この日は祖母の形見のお着物で鑑賞させていただきました。「天国で一緒に観ていてくれたかな」と思います。大切なご両親やご家族の孝行や記念日に、ご招待するのも素敵だと思うのでオススメします。きっと喜びます!

日替わりで【伝統芸能】を

水戯庵は、能楽五流(観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流)、能楽囃子方各流派、狂言二流(大蔵流、和泉流)の他、京舞井上流、日本舞踊花柳流、藤間流、琉球舞踊宮城流、文楽、雅楽などなど・・・

今まで伝統芸能に触れたことの無かった方も、美味しいお酒をいただきながら、気軽に和文化体験できるのが嬉しい◎

舞台を同じ目線で、間近に観ることができるのは、水戯庵ならではの醍醐味です。

この日は長唄演奏と日本舞踊

凛と張り詰めた空間に、美しい音色が響き渡ります。そしてしっとり艶やかに日本の美を凝縮した美しい舞にうっとり。まるで古の世界にタイムスリップしたよう。

日本の伝統芸能を代表する各流派が日替わりで出演する、日本でも唯一の場所なんです。

ドリンクは演目中でもいただいてOK【写真左】桜スパークリング (期間限定)【写真右下】果実酒「奈良のいちご」ロック(定番MENU)

ご覧ください、このお写真!後ろに能舞台が映り込み、本当に素敵です。
ありふれていない、最強のインスタ映え写真が狙えますので、ぜひ若い方も足を運んでくださいね。

【宴(うたげ)】の提案

おもてなしや接待、サプライズにも◎

江戸の時代に名を馳せた幻の料亭「百川(ももかわ)」にちなみ、20:30以降の水戯庵は「百川ラウンジ」と称し、バー&ラウンジとして利用可能。

『洋風なパーティーも素敵ですが、大人女子会やバースデーに、たまには「宴(うたげ)」を開いてみてはいかがでしょうか。
また夜20:30からは、百川ラウンジとして、どのお席でもOKで1ドリンク付き3,000円から、気軽にお茶屋遊び気分を愉しんでいただくことも可能です!ぜひお気軽にご利用くださいね。』(広報:若月 和知子さん)

演者や本物と触れ合える【瞬間】

壁にかけられたミニチュアの能面は、能人形製作の老舗「二条人形工房」作。
大阪能楽会館から大切に受け継いだ見事な逸品で、こちらも記念撮影にはぴったりの場所ですよね。

日本文化を世界に発信する、伝統と革新の水戯庵。ここが素敵な大人の社交場となって、ここから新しい文化や流行が生まれていく予感にワクワクしました。

舞台、飲食、室礼(しつらい)で日本そして最先端の「木村流」美学を堪能

わたしはまだ20代前半なので、日本舞踊は人生で二度目の鑑賞でしたが、肩の力を抜いて楽しめただけでなく、「本物」に囲まれる機会に感動し心が震えました。

エントランスから続く廊下でも、芸術作品コレクションが愉しめますし、美術館のように貴重な本物のアートがいっぱいなんです。

記念写真を撮っていただけることも! この日ご出演の 水木 歌蓮さん、花柳 寿紗保美さん。 先ほどまで見事な舞を披露した美しいお二人が、舞台後に各座席をまわってくださったので、お客様みなさま大喜びでした!

『演者さんのスケジュールにもよりますが、舞台が終わったあとに席を回って気軽に話してくださったり、記念撮影に応じてくれることもあります。
演者と触れ合うことで、より伝統芸能を身近に感じていただくことができるのも、水戯庵ならではの醍醐味と自慢の一つです。』(広報:若月さん)

水戯庵で素敵な和文化体験をどうぞ

水戯庵について熱くイキイキと語ってくださった広報の若月さん、ご関係者の皆様、本当にありがとうございました。

幻想的な非日常空間は、美しいお魚モチーフがいっぱいで、昔話で読んだ竜宮城のよう。

日本文化の粋を凝縮した空間と体験に、魅了されること間違いなしなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

水戯庵(すいぎあん)

中央の「能舞台」。江戸末期に狩野派絵師が描いた鏡板が象徴的な三間四方(約5.4m四方)の舞台が設置されています。

水戯庵では、能や狂言をはじめとする日本を代表する伝統芸能の公演を毎日開催しています。出演情報は確定次第随時更新。
◆スケジュール詳細やご予約は水戯庵【公式HP】からどうぞ

【追記】新型コロナウィルスの影響で臨時休業になりました。
再開などは公式HPからご確認ください。

◆店内の様子を動画撮影させていただきました。ぜひご覧ください!

Presenter

伊奈 乃彩
エディター
伊奈 乃彩
徳川の寵愛を受けた歴史ある【花園山桜井寺】~弘仁4 年(813 年)建立~先代住職【俊英】の曾孫。「日本の財産でもあるお寺や神社にもっと足を運ぼう」をテーマに2015 年より寺社仏閣&和文化応援プロジェクトを開始。
趣味:着物 料理